2012年 02月 13日 ( 1 )

Whitney Houston

彼女の訃報。何とも残念でたまらない。

ベストヒットUSAという番組を姉はよく見ていた。
僕はまだ小学生の頃だった。
カラフルな洋楽がたくさん溢れていた頃。
ホイットニーのSaving All My Love For Youがチャートを駆け上がっていた頃。
そのパワフルで、艶やかな歌声(ま、小学生ではそんな表現で思ってはいなかったけれど)
と奇麗なメロディーが大好きだった。
Whitney Houston と綴りが書ける事がとってもかっこいいと思っていた頃。
そして中学時代真っ只中は、ホイットニーの歌を覚えながら一生懸命
意味を知りたくて英語を勉強したりして。
洋楽を聴きながら、英語を勉強して、海外に憧れた。

A few stolen moments is all that we share
ほんのわずかな盗んだ時間が私たちの全て

ま、これはちょっと直訳過ぎるけど、このたった一行で
歌の主人公の置かれた立場や、二人の関係、シチュエーションが
表現出来てしまうという凄さを感じたりして。
ま、不倫の歌ですが。ませた中学生です。
また、その一行を完璧に表現する彼女の歌声。
その声色、歌い方全てがマッチングしていて、今聴いても
やはり胸に来るものがあります。
時間を経て尚、胸に迫るものって、ホントに凄いんだと思います。
詞と曲はMichael Masser/Gerry Goffin によるもの。
当時の歌もののプロデュースワークにもとても憧れました。
ちょうど僕が歌を作り始めたのもその頃です。

ビートルズもカーペンターズも、ジョニーミッチェルも
後になって色々聴いたけど、リアルタイムでずっと聴いていた
シンガーが亡くなるというのは何とも複雑です。

2000年代に入ってからは色々問題のあった彼女だから、
その頃から心配ではあったのだけど
最近はまた再スタートを切って前へ進み始めたところだったからね。

近年までアルバムも全部買ってたけれど、「あの頃」のような歌では無くて、
もっと今の彼女が歌えるうたをを歌って欲しいと僕は思っていました。
近年の彼女のステージの映像を見てたら何とも痛々しくて、
このままじゃ死んじゃうよって思ってたから。
なんだか悲しいというのは通り越しちゃったのかな。

人は変わって行くものだし、世の中も変わって行くものだから
その変化のタイミングに合わせる事が出来ない時、
それはとっても苦しい事だと思う。
ま、合わせる必要も無いのかもしれないけれど、
変わりながら変わらないでいるってことはとてもエネルギーのいる事だと思う。

若き日のホイットニーの歌声は永遠に残るだろうけれど、
これから、ここからの彼女の歌を聴く事が出来ないと思うと何ともやりきれない。

続けた先の、彼女の歌のカタチ、これからの音楽がどういうものだったのか。
とても知りたかったと言うのも正直なところ。

その類希な歌声は、今は永遠に過去の歌としてしか
聴く事が出来なくなってしまいました。

僕が音楽を本格的に始める大きな入り口の一つであったホイットニーの歌声。

変わって行く事と、変わらないでいる事の狭間で
僕は今日も音楽と向き合います。
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by hiroshiurushido | 2012-02-13 18:40 | 音楽