「時の蘇生」 柿の木プロジェクト
現代アートの宮島達男さんが18年に渡って活動を展開されている柿の木プロジェクト。
長崎で被爆しながらも、生き残った柿の木。その奇跡の柿の木が約半世紀後に実を結び
その二世の苗木の里親探しから始まったこのプロジェクトは、今、全世界に植樹が広がっています。

どこへも行く事が出来なかった柿の木は、当然そこから逃げる事も出来ず被爆しました。
全てを見守りながら、ただただそこにいました。ずっとずっと。
人によって傷つけられ、そしてまた人によって蘇生して、再び実を結んだ奇跡の柿の木。
全てを受け入れて来たその柿の木は、それでもまた人と繋がって・・・
どこへも行けなかったその柿の木は、今では世界中へと旅をして、
世界中の人々と希望を空へと大きく広げ、実らせています。
絶対忘れてはいけない、そして二度と繰り返してはいけない思いと共に。
そしてこれからも、ずっとずっと。
今こそこの柿の木の思いをしっかり受け止めていかないといけないように思います。
『柿の木の物語』 出版記念展覧会 のオープニングレセプションへ行って参りました。
素敵な人たちの思いに、胸が熱くなりました。そして、子供たちの絵やメッセージ。
あれからもうすぐ67年。気持ちを新たにして。
展示は9月2日までです。是非、柿の木の物語に触れてみて下さい。

柿の木プロジェクトのサイトはこちら!
展覧会の情報はこちらで是非チェックしてみて下さい!
by hiroshiurushido | 2012-07-30 03:04 | 旅