大きな仕事も小さなパーツから
以前にもご紹介した近所のクリエイター。
超最近お友達になった宮大工の河島君は、映画の大道具さんから
神輿職人経由の宮大工と言う面白い経歴の持ち主。
一人黙々と今日も作業していました。
といっても大分おしゃべりしてしまったが。
日本の伝統建築の素晴らしさを熱くたっぷり教えてくれました。
大分完成へ近づきましたね。今日屋根に張る銅板の型取りが終わり
一段落だそうで、ちょっと余裕があったとの事でグッドタイミングでした。
細かな一つ一つのパーツを組み上げるにも、最初の完成イメージが大事と。
木の組み方やプランがとっても重要で、そのプランに沿ってパーツも多めに
作るそうです。何だか歌作りととっても似ているな〜と思いながら聞いていました。
曲げの加工や、無数の細かいパーツを組んで作り上げる仕事ぶりは圧巻です。
そして強度に関しての考え方が現代の建築とは全く違っていて興味深かったです。
しっかりした土台作りと、実は屋根が重い事が強度につながるのだとか。
上と下をどっしりさせて、真ん中で力を逃がす構造です。
何はともあれ、大きな仕事も、一つ一つの繊細なパーツ作りがあってこそ。
遠い道のりも、小さな一歩から始まるのです。
こちらはおまけ。納品が近く立て込んでるところに、
近所の子どもたちが結構話しかけてくるという事で、
昼間はこんな看板を出していたそうです。
こちらはもう少しで完成だね。さ、次なる伝統建築のご用命は是非河島君に!
こちらのページのトップにある橋の建築にも彼は携わっています。凄いね。
by hiroshiurushido | 2013-05-28 23:57 | 街